ニットデザイナー三國万里子さんのエッセー本。
編み物をされる方なら多分殆どの方が知ってる三國さん。私より数歳上で同世代。三國さんのデザインは編み物初級者の私にはとても難しく、まだ小物系しか編んだことがない。いつかあの素敵なセーターやショールを編みたいと思ってる。すずらんのショールが目標なの(*^^*)。
で、三國さんのエッセーはただただすごい。引き込まれてあっという間に読んでしまった。ニットの図案と同じ、とても繊細な方で、小さい頃から色々悩まれながら生きてこられたという三國さんの人生を、正直な力の程よく抜けたストーリーと、何より巧すぎな文章力で引き込まれてあっという間に読んでしまった。
同世代だからか私の子どもの頃の出来事にも重ね合わせて住んでいるところは違うけどあの頃の思い出が私にも蘇ってきた。
お菓子作りが好きな方なら、編み物をされなくて三國さんは知らなくても、なかしましほさんを知ってると思う。三國万里子さんはなかしましほさんの実姉であり、いやもうなんて多才な姉妹なんだろう。それぞれの世界を持っててそれを作り出して世に出せてる。すごい。
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